第130回日本消化器病学会 会長 坂本直哉 第124回日本消化器内視鏡学会北海道支部例会 会長 住吉徹哉 会期2022年3月5日 土曜日 2022年3月6日 日曜日 会場 TKPガーデンシティPREMIUM札幌大通 ハイブリッド形式〒060-0061 札幌市中央区南1条西1丁目8-2高桑ビル5・6階

ご挨拶

 この度第130回日本消化器病学会北海道支部例会を2022年3月5日(土曜日)、3月6日(日曜日)の2日間、札幌市内のTKPガーデンシティPREMIUM札幌大通で、第124回日本消化器内視鏡学会北海道支部例会(会長:斗南病院消化器病センター長 住吉徹哉先生)と合同で開催させていただきます。本支部例会は、約530万人の診療圏を擁する北海道の消化器病診療医にとって重要な学術交流の場であり、このような会の会長を担当する機会を与えていただいたことを大変光栄に存じるとともに、平野聡支部長はじめ、幹事、評議員、並びに会員の皆様に深く感謝申し上げます。未だCOVID-19の感染状況の見通しが十分に立たない状況の中、会の開催形式について検討を重ねて参りましたが、実会場で対面で情報発信・学術交流することのメリット、道内の消化器病診療、研究の発展を学会としてできる限り推進すべきとの思いから、感染対策を万全にしつつ、また来札が叶わない会員の先生にも実会場同様に発表、討論いただけるようハイブリッド形式で開催することといたしました。
 今回は消化器領域でも近年特に注目されている領域、進歩を遂げている内容を盛り込む構成としました。特別講演には山梨大学医学部第一内科教授の榎本信幸先生を講師としてお迎えし臓器横断的な消化器病研究の最新知見と展望についてご講演をいただきます。シンポジウムのテーマは「個別化医療を見据えた消化器診療の現状」としました。個別化医療とは、従来進められてきた疾患ごとに最適な標準治療のエビデンス確立を目指す手法に対して、患者個々のゲノム変異・生活要因・血清バイオマーカー、腸内細菌などをもとに高速コンピューテイング、AI技術等を駆使して、同じ疾患でもより精緻に病態を定義して最適化された医療の確立を目指すものです。近年消化器病の領域でも、がん治療、画像診断を始めとする領域で、個別化医療の開発、実装が進んでいます。そこで今回は北海道内の各御施設より最新の知見をご発表いただき、現状、将来展望も含めて議論を深めたいと思います。
 今回も一般演題では研修医、専修医の若手の先生の発表セッションを企画しておりますので、シンポジウムとともに奮ってご応募いただければ幸いに存じます。

 多くの会員の皆様にご参集いただき、活発な討論が行われることを心より願っております。どうぞよろしくお願い申し上げます。

第130回日本消化器病学会北海道支部例会
会長 坂本 直哉


 このたび、第124回日本消化器内視鏡学会北海道支部例会を開催させていただくことになりました。伝統ある本例会を担当する機会を与えていただきました山野泰穂支部長、幹事・評議員の諸先生、並びに会員の皆様に心より感謝申し上げます。
 本会は2022年3月5日(土)、3月6日(日)の2日間、TKPガーデンシティPREMIUM札幌大通において第130回日本消化器病学会北海道支部例会(会長:北海道大学大学院医学研究院 内科学講座消化器内科学教室 坂本直哉教授)との合同で開催いたします。なお、今後の新型コロナウイルス感染症の収束の見通しが立たない状況に鑑み、本会はハイブリッド形式での開催を予定するに至りました。現地にお越しいただける方はもちろんのこと、Webも含め、多くの会員の先生方のご参加を心より願っております。
 本例会のシンポジウムのテーマは「高齢化社会における内視鏡診療の現状と課題〜治療からサーベイランスまで〜」といたしました。近年、わが国では急速に高齢化が進み高齢者に対して内視鏡診療を行う機会が増加しています。高齢者の診療にあたっては身体機能の低下、併存症や抗血栓薬内服の有無、さらには治療後のQOLなどさまざまな要素を考慮する必要がありますが、明確な指針があるわけではなく日常臨床において頭を悩ませることも少なくありません。本シンポジウムでは引地拓人先生(福島県立医科大学附属病院 内視鏡診療部部長/准教授)の基調講演を皮切りに、消化管・胆膵領域の高齢者消化器疾患に対する内視鏡診療の現状と課題について治療適応の決定や周術期管理の工夫、治療後のサーベイランスの在り方など多角的な視点で各施設より発表いただきたいと思います。なお、高齢者の定義は75歳以上とします。
 また、特別講演には日本大学医学部内科学系消化器肝臓内科学分野教授の後藤田卓志先生をお招きし、「胃癌診療のパラダイムシフト」の演題名でご講演いただく予定です。
 今回もシンポジウム、一般演題に加え、若手医師の発表セッションを企画しておりますので、多数の演題のご応募をいただければ幸いに存じます。本会がご参加いただいたすべての先生方に実りのある会となるようしっかりと準備を進めて参りたいと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。

第124回日本消化器内視鏡学会北海道支部例会
会長 住吉 徹哉