ご挨拶
このたび、第129回日本消化器病学会北海道支部例会を開催させて頂くことになりました。伝統ある本例会を担当する機会を与えて頂き、誠に光栄に存じ上げるとともに、平野聡日本消化器病学会北海道支部長、幹事・評議員の諸先生方、並びに関係各位の皆様に厚く御礼申し上げます。
本会は令和3年9月4日(土)、9月5日(日)の2日間、第123回日本消化器内視鏡学会北海道支部例会(札幌東徳洲会病院・太田智之会長)との合同で開催いたします。今回はCOVID-19の感染状況を踏まえ、本会として初めての完全Web形式での開催とさせていただきました。皆様に直接お会いできない寂しさはございますが、先行してWeb開催された他学会では例年以上の参加者数のもと活発な討議が行われているところも多く、本会においてもたくさんの参加を願っております。
本例会のシンポジウムのテーマは「消化器癌集学的治療のstate-of-the-art」といたしました。近年、消化器癌、特に高度進行癌に対する治療は単一のmodalityにて完結することは多くなく、薬物療法、手術療法、さらに放射線療法などを複合的に組み合わせた集学的治療戦略が標準的に組み込まれるようになりました。新薬の登場、周術期薬物療法の発展、ロボット支援下手術の進歩などによりその成績は向上しているものの、一方で適応、使用すべきレジメン、切除のタイミングや照射の要否など未解決の問題が山積みです。そこで、北海道の同分野をリードする各御施設より最新の知見を披露頂き、その将来展望も含めて議論して頂きたいと思います。消化管領域・肝胆膵領域または内科系・外科系問わず多くの皆様にご参加頂き、診療経験、研究成果を幅広く発表して頂けることを期待しております。
今回もシンポジウム、一般演題に加え、若手医師の発表セッションを企画しておりますので、多数の演題のご応募をいただければ幸いに存じます。本会が会員の皆様の消化器病診療の一助となる実りあるものとなる様、祈念いたします。
- 第129回 日本消化器病学会北海道支部例会
- 会長 加藤 淳二
このたび、第123回日本消化器内視鏡学会北海道支部例会を完全WEB開催にて2021年9月4日(土)~9月5日(日)の2日間にわたり開催させていただくことになりました。本例会は第129回日本消化器病学会北海道支部例会(札幌医科大学医学部腫瘍内科学講座・加藤淳二会長)との合同開催となります。歴史ある支部例会を担当する機会を与えていただきました山野泰穂支部長、幹事・評議員の諸先生、並びに会員の皆様に心より感謝申し上げます。
新型コロナ感染症の影響下ではあったものの第121回、第122回例会はハイブリッド開催として極めて盛会に終わりました。今秋の状況はいまだ不透明であり、今回は完全WEBとすることを決定いたしました。これでコロナの状況に左右されることなく例会が開催できるため、より皆様が安心して参加できる例会となるかと存じます。
本例会のシンポジウムのテーマは「消化器内視鏡診断と治療のSTATE-OF-THE ART」といたしました。消化器内視鏡に関する最新の手技や機器の有用性などはもちろんのこと、古典的でも若い世代にぜひ継承したい大切なテクニックなど、広い世代の先生にとって有益なシンポジウムになるように多くの施設から発表していただきたいと思っております。また、特別講演には佐賀大学医学部内科学講座消化器内科教授 の江﨑幹宏先生をお招きして「炎症性腸疾患の内視鏡診断と鑑別ポイント」をテーマとしてご講演をしていただく予定です。
今回もシンポジウム、一般演題に加え、若手医師の発表セッションを企画しておりますので、多数の演題のご応募をいただければ幸いに存じます。この度はWEB上でぜひ消化管領域・肝胆膵領域、内科系・外科系問わず多くの先生にぜひ熱い議論を交わしていただき、本例会が今後も消化器内視鏡診療にインパクトを与え続け、実りあるものとなるために責任を持って鋭意準備を進めて参りたいと思います。多くの方のご参加をお待ちしております。
- 第123回日本消化器内視鏡学会北海道支部例会
- 会長 太田 智之