第26回北海道内視鏡外科研究会の開催について
このたび、北海道内視鏡外科研究会(代表世話人 平野 聡 北海道大学大学院・医学研究院 消化器外科II 教授)より、第26回研究会の当番幹事を仰せつかりました独立行政法人国立病院機構北海道がんセンターの原林 透です。
当院は2021年秋の新病院のグランドオープンを目指して現在最終改築中です。本研究会を担当することは私をはじめ、当院にとりましては大変光栄なことであり、現在鋭意準備を進めております。
昨年、北大を会場としての研究会開催を予定しておりましたが、社会全体をまきこむコロナ禍により中止を余儀なくされました。会の設立当初より、内視鏡外科治療に興味をもつもの同士が集まり、手術技について自由な議論をしてきた会ではありますが、おさまらぬコロナ禍を考慮し、リアルに集合しての会の開催を断念し、WEB形式で招請講演2題にしぼっての開催を予定しています。今回は参加費フリーですので、広くHPより登録していただき多数のかたがたの参加をお待ちしております。
本研究会は北海道内のすべての外科系分野の内視鏡手術に関する研究、教育に努める任意学術団体であり、一般社団法人日本内視鏡外科学会の公認団体です。外科系の各分野の医師のみならず看護師ならびに臨床工学士も対象とした多職種横断的、総合的な研究会です。これまでの会員のみなさんの努力もあり、全国的にも北海道での内視鏡外科分野の取り組みは注目されています。
2年前より、会の設立時趣旨に立ち返る意味で、消化器外科、胸部外科、泌尿器科、婦人科にコメディカル、教育分野を加えての横断的な研究会として企画されることとなり、昨年からは北海道ロボット支援手術研究会を発展的に吸収合併しての開催となりました。泌尿器科領域に最初に導入されたロボット支援手術は、2018年多くの外科領域に保険適応されるようになり、本年はさらに適応が拡がる見込みです。また、ロボット自体の新規参入も予想されており、さらなる変革はつづくことでしょう。このような中で、内視鏡外科のすべての分野にわたる多職総合的な研究会として充実したディスカッションができることと考えております。
プログラムにつきましては、当HPにてご案内申し上げます。北海道におけるロボット支援手術を含めた内視鏡外科に携わる多くの皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。
2021年5月吉日
(独立行政法人国立病院機構北海道がんセンター 統括診療部手術部長、泌尿器科医長)