組織委員長挨拶

第22回日本統合医療学会が、私たちの仲間でもある札幌市立大学 猪股千代子先生を大会長として10月7日から2日間にわたって開催されます。大変うれしく思います。

さて、平成30年度の診療報酬改訂に向けての基本認識が昨年厚生労働省から打ち出されました。それによりますと、人生100年時代を見据えた社会の実現を目指すとあります。そのためには、どこに住んでいても適切な医療・介護を安心して受けられる社会を実現する。さらに制度を安定化して持続可能な医療・介護現場での新しい働き方を推進すると提案されました。このような我が国の医療の目指す方向性は、統合医療の目指す医療行為と同じではないかと思いました。「統合医療」とは全人的な健康増進を目指して伝統医学と近代医学を適時組み合わせて行われる医療行為です。つまり、人間や環境が本来持っている「力」を利用して健康維持・推進に活用するといった伝統医学と、遺伝子治療や移植医療といった先進的な医療行為を適時組み合わせることで「人生100年時代」も夢ではないかもしれないと思ったわけです。そういった点でこの学会が、人生100年時代を目指す社会の実現に向けての契機となり、さらに皆様にとって意義深いものになればと期待しています。

10月の北海道はおいしい食材が豊富にあり、また気候も良く観光には最適な時期です。勉強の後は、秋の北海道を十分に楽しんでいただければと思います。皆様のご参加を心からお待ちしております。

第22回日本統合医療学会学術大会(IMJ2018in北海道)
関 利盛
(札幌市病院事業管理者・市立札幌病院院長)